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1:ネタデス@\(^o^)/:2017/06/26(月) 09:30:15.32 ID:SIlJiw8z0.net BE:323057825-PLT(12000)
日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉の進展を受け、養豚農家が危機感を募らせている。
国内では近年、流行した病気の影響などが尾を引き、ブランド産地でも生産基盤の弱体化が進む。
豚肉輸出国を抱えるEUへの市場開放は、一層の離農を招きかねない。政府からの情報開示がないことも、不安を増幅させる。
農家らは「安心して経営を続けられるようにしてほしい」と訴える。

 日本屈指の養豚地帯、鹿児島県鹿屋市。
県黒豚生産者協議会の会長で、ブランド「かごしま黒豚」を生産する牛留道夫さん(69)は「今も何とか食いつないでいる状態。豚価が下がれば厳しい」とこぼす。
分娩(ぶんべん)成績は県内トップを誇り、昨年は700頭を出荷した。だが、経営は決して楽ではないという。

 地元のJA鹿児島きもつきによると現在、管内の黒豚1頭当たりの販売価格は平均5万1000円ほど。
だが、コストは飼料だけで1頭3万円かかる。衛生費や光熱費などもかさみ、手元に残るのはわずかにすぎない。黒豚以外は販売価格が比較的安く、さらに厳しい状況という。

 枝肉1キロ当たりの単価は現在、680円ほどだが、高値の要因は3年前に猛威を振るった豚流行性下痢(PED)による出荷頭数の減少。
影響は一服し、「もう上げ要因がない」(JA養豚部)。一方、ワクチン代などは削れず、コスト削減には限界がある。

 管内では、PEDで負債を抱えた経営もあり、影響は今も尾を引く。高齢化も重なり、1年に1戸のペースで離農が進むなど、生産基盤の弱体化に歯止めがかからない。

 こうした状況で、EUに対する市場開放は国内養豚にとって大きな脅威だ。
JAは「デンマーク産は加工向けとはいえ、輸入が増えれば国産の裾物の相場を冷やす。最終的に上物にも影響する」とみる。
国産と競合する冷蔵豚肉を輸出するオランダも脅威で、現場には不安が渦巻く。

 牛留さんは「情報開示がなければ、心配は拭えない」と漏らす。
環太平洋連携協定(TPP)と同水準の関税削減で調整しているとの情報も伝わるが、政府から生産現場への説明は一切ない。

[緊迫EPA] 豚肉 銘柄産地も「限界感」 離農、基盤弱体化・・・ 情報開示早く 鹿児島
https://www.agrinews.co.jp/p41212.html
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