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1:ネタデス@\(^o^)/:2017/11/01(水) 17:16:34.84 ID:CAP_USER9.net
「むしろ喜んでその権力に取り入って、売れるためだったら何でもするわという人がいるかもしれない」

 日本のある番組で女性パネリストのこんな発言を聞いて、問題意識の低さと被害者への思いやりのなさに、あぜんとした。米国なら大ひんしゅくモノだ。

 テーマはもちろん、NYタイムズが暴露したハリウッドの超大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン氏の三十余年に渡るセクハラ疑惑。

 業界を震撼(しんかん)させ、スター女優からニュースキャスター、脚本家や学生まで、英仏伊の女優も含めて50人を超える女性が被害を告白。6人が強姦や性的暴行で同氏を告訴し、NY、LA、ロンドンの3都市の警察が捜査を進めているという。

 狙った女性を、仕事をエサに自宅やホテルの一室に呼びつけ、バスローブ姿で迫るのが手口。怒らせたくないと恐怖に凍りつく獲物に、身長183センチのコワモテ巨漢が迫る。

 被害者の一人、オスカー女優グウィネス・パルトローは22歳の時、映画「エマ」の主役に決まり、部屋に呼ばれた。なんとか逃げたが、役を失ったと覚悟。しかし父がプロデューサー、母が女優の家系のおかげもあり仕事は無事だった。しかしロザンナ・アークエットのように、拒んだためかその後、運に見放された女優もいる。

 今ハリウッドでは、公然の秘密を「見て見ぬふり」をしてきた現実に自省の声が噴出中だ。大御所ジェーン・フォンダは「男性優位の映画界。性的嫌がらせを受けても女性は自分に非が、と責めてしまう」と告発しなかったことを悔やむ。

 英女優エマ・トンプソンは「氷山の一角」と業界の体質を批判。

 俳優ジョージ・クルーニーは氏の助力でスターの座を得たが「この問題が、女性が安全に生きるための一大転機になることを望む」と憤りを隠さない。妻で国際弁護士のアマルさんも、職場でセクハラにあったという。

 性的被害体験を共有する「Me Too(私も)」のフェミニズム運動もブレークし、4人の女性政治家が若き日の屈辱を告白。2012年ロンドン五輪体操競技の金メダリスト、マッケイラ・マロニーさんは13歳からチームドクターに性的虐待を受けていた事実を訴えるなど、セクハラ、パワハラは社会問題として広がりを見せ始めた。

 確かに、仕事欲しさに、我慢して相手を受け入れた女性たちもいるだろう。でも、彼女らを責めるのはナシ。裁かれるべきは、世にはびこる権力をかさに着た好色な男たちなのだから(板垣眞理子)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171101-00000016-ykf-ent
【【LA発】 米大物プロデューサーのセクハラ、世界中へ波紋 思いやりない日本の女性パネリスト発言にあぜん 】の続きを読む