WS000043


1:ネタデス@\(^o^)/:NG NG BE:723460949-PLT(13000).net
http://bunshun.jp/articles/-/4547

「ネトウヨ」「パヨク」の罵り合い、そろそろやめてみませんか?

 いよいよ総選挙が始まった。何を基準に候補者を選ぶのかということは人それぞれだと
思うけれど、ひとつだけ私が提案したいのは、「党派から脱却してみませんか?」ということだ。

 日本はすっかり政治の時代になって、インターネットでも政治についての議論があちこちで
盛り上がっている。でも、相手を「ネトウヨ」「パヨク」「安倍信者」「アベノセイダース」と罵り
合っていることが少なくない。でもこういう罵り合いは、良い結果をもたらさない。
 そもそも政治というのは、「折り合い」だ。Aという主張とBという主張があって、議論する。
その議論の中で、Aの人はBの人がなぜBという主張をしているのかを学び、Bを少しずつ理解する。
Bの人もAの主張を学んで、理解する。さらに、AにもBにも入らないCという少数者や少数意見が
あることを知り、なぜそれが見過ごされていたかも学ぶ。そういう議論を踏まえた上で、現実的な
結論をもたらすために多数決をする。
 多数決が民主主義なんじゃなく、多数決にいく「途中」が民主主義の本質だ。それはもちろん
理想論に過ぎないんだけど、その理想に少しでも近づけようと努力したい。

 さて、相手と自分たちを敵味方に分けて罵り合うような党派的な行動は、民主主義の理想の
姿からはほど遠い。そもそも党派的な手法は、もとをただせば古典的なマルクス・レーニン主義の
方法論だった。資本家階級と労働者階級は決して分かり合えることなどないので、資本家は徹底して
叩きのめし、殲滅するしかない。そのためには党派をつくり、革命的な行動をすべきである、というわけだ。
 革命のための手法で使われたことでもわかるように、党派は「敵か味方か」「白か黒か」を
はっきりさせるので、人を熱狂に駆り立てる。ゆえに人々を動員しやすく、運動は盛り上がる。
 でもこの「動員しやすさ」は同時に、デメリットにもなる。なぜなら「敵か味方か」「白か黒か」
という単純な区分けで判断できるほど、社会は単純じゃないからだ。この複雑な21世紀の社会を
動かしていくためには、複雑は複雑なまま駆動システムを理解する必要がある。わかりやすくする
ことは大切だけど、「わかりやすい=単純」ではない。(略)
【 文春オンライン:「ネトウヨ」「パヨク」の罵り合い、そろそろやめてみませんか?  】の続きを読む