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1:ネタデス@\(^o^)/:2017/06/30(金) 10:05:01.59 ID:CAP_USER9.net
【SPORTS BAR】

 顔を引きつらせ、ジロッとにらめつけるシーンがあった。

 女子プロゴルファー、吉田弓美子である。先週のアース・モンダミンカップ(千葉・カメリアヒルズCC)の予選ラウンドで、韓国の“セクシー・クイーン”アン・シネと同組になった。

 「カシャ、カシャ、カシャ、カシャ…」

 その瞬間、ものすごい勢いでシャッター音が鳴り響いた。主役はアンである。いつものようにボールを打つ姿がターゲットではない。ストレッチする姿、日焼け止めのスプレーをかけるなど、ほんのちょっとの“動き”にカメラマンが反応していたのだ。

 あるグリーン上ではアンが靴を脱ぎ、逆さにするシーン。どうやら小石が入ったようだが、珍場面にまたシャッターの放列である。

 「すみません、シャッター音、やめてください」。吉田が思わず叫んだのだった。

 メディアが殺到した。たとえば2日目の取材登録は69人。通常のスポーツ部門以外の登録は、情報番組などのテレビクルーを含めたカメラマンが11人。メディアは“旬の素材”を追い求める。

 スター出現はどの業界においても好材料であるが、副産物である“大騒ぎ”も付いてくる。その際、取材する側のマナーにも問題もあるだろうが、“カヤの外”にされた同伴競技者には、迷惑でありストレスになりがちであるのもわかる。

 そういえば…。男子プロで石川遼が登場したときもそうだった。

 大挙してギャラリーが押し寄せた。ゴルフのルールも知らない。マナーも知らない。同伴競技者のプレーがまだ残っているのに、石川のプレーが終わると大民族移動…。「オレは遼とは回りたくない」と言い出す選手もいたほどだ。

 石川は、しかしすぐに周囲を気遣った。簡単なパットを残しても“お先に”をせず、最後にプレーした。“藍ちゃんフィーバー”の時の宮里藍もそうだった。

 アンの場合、見られる魅力に酔いしれて?そこまで気が回っていない。日本参戦して3試合目、それも致し方ない。

 もっとも、些細なことでプレーを崩してしまうようでは、本物のプロフェッショナルではない。

 「ゴルフ場へ足を運んでもらうファンが増えることはいいことです。選手もメンタルに強くなってもらいたいですね」

 ある女子プロ協会幹部の言葉である。ファンやメディアの傍若無人な行動はいただけない。しかし、嘆いてばかりでは未来はない。スター出現を好機ととらえ、どう発展させるか。そんなプラス思考を持ちたい。 (産経新聞特別記者・清水満)


2017年6月29日 17時6分 ZAKZAK(夕刊フジ)
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/13269064/
【【ゴルフ】<ありえないタイミングのシャッター音>吉田弓美子叫び!「やめて」 “旬”に大騒ぎするメディアの功罪】の続きを読む