【大学生が死亡、米国世論は北朝鮮への報復一色 → トランプ大統領「決意は強まった」】の続きを読むトランプ米大統領は19日、1年5カ月の間北朝鮮に拘束され、先週昏睡(こんすい)状態のまま
釈放された米バージニア大学学生のオットー・ワームビア氏がこの日死去したことを受け、
「野蛮な体制」の犠牲者だと北朝鮮を非難した。
トランプ大統領はホワイトハウスでのハイテク業界首脳との集まりで、「両親の元に帰れたことが
わずかな救いとなる」と語った。ワームビア氏はこの数時間前に亡くなっていた。
この22歳の学生の死をきっかけに米国と北朝鮮の緊張が一段と高まる可能性がある。
北朝鮮が進めている核弾頭搭載の大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発計画を巡り、
米朝間の緊張は続いている。
ワームビア氏は観光目的で入国した北朝鮮で、政治スローガンが書かれた掲示物を盗もうとした
として逮捕され、15年の労働教化刑を言い渡されていた。
ティラーソン米国務長官は発表資料で、「われわれはワームビア氏の不当な服役について
北朝鮮に責任を取らせ、違法に拘束されているほかの3人の米国人の釈放を求める」と述べた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-06-20/ORTLSB6KLVR701